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(c)長谷川町子美術館 |
薬物事故を起こした伊佐坂家
この話は正確にはサザエさんではなく、その少し前に長谷川町子が描いていた「似たもの一家
」というショートストーリーの漫画です。
話の内容
- お隣さんの都合で弁当を持たされた子供二人を預けられます。
- お母さんがいなくて二人の子供は泣きじゃくります。
- そこに息子のじん六が登場し腹踊りであやそうとします。
- 子供は確かに笑っていますがどうにも様子がおかしい。
- 伊佐坂先生が常備していたヒロポン(覚醒剤)を飲んでしまったのです。
- 幼い子供をヤク中にされたことも知らずに、迎えに来たお母さんは預けてよかったと喜んで帰るのでした。
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長谷川町子・「似たもの一家」より
ちなみに- お隣さんは当然サザエさんではありません。引っ越してきた未亡人のトンダさんで、子供はミヤコとカンイチの三人家族です。
- 伊佐坂家は現サザエさんと構成や名前は一緒であるが性格などが違う。特に娘の「浮えさん」は、おてんばな性格で外出時はメガネをかけてる。また、家にはお手伝いさんがいる。
- 現サザエさんを含め伊佐坂先生は小説家だが、ジャンルは意外にも恋愛小説である。著作には「祭りばやし」や「冬の柿」、「すみれの花」などがある。作家になる前は歌舞伎の女形を目指していたが夢破れた。
ここからは小ネタこれは漫画の中で10年後の一家を描いた話があり、その中でタラオの妹が登場している。名前は「ヒトデちゃん」。なおアニメは時代進行がないため登場しない。
(c)長谷川町子美術館
しかし実写ドラマ版「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」ではヒトデちゃんが登場している。一番右がそうである。演じたのは桜田ひよりさん。となりはタラオ。
サザエさんの髪形は「モガヘアー」と呼ばれ実際に流行していた髪形である
サザエさんエンディング曲はオマージュ?いまのED曲よりも1年早く発売されたのが「1910 Fruitgum Company」の「Bubblegum World」という曲です。たしかにイントロ部分は特に似ていますね。
ちなみにTVで放送されているのは2番の歌詞である。 これは1番の最初に「二階の窓を開けたらね♪」という設定ではありえない歌詞がはいっているからです。(昔の電電公社のCMでは二階建ての家が登場します)
(器物破損)サザエ一家が実家に居候してる理由(傷害)
ざっくり説明すると新婚時代のサザエとマスオは昔、借家に住んでいたがマスオが棚を作るため(原作では風呂炊き用の薪)の材料として木塀を勝手に鋸で切断しているところを大家に見つかり強制退去させられた。その際、逆切れしたサザエは大家の顔を殴ったり引っ搔いたりしてボコボコにしてしまった。 TVでは2019年3月24日、作品No.7907「カツオのサクラ狂想曲」で放送されました。
おわりにいかがだったでしょうか。すでにご存じの方はいると思いますが、今回はサザエさんや関連作品の中から個人的に印象的だったもの、衝撃を受けたものを紹介させていただきました。 最後までありがとうございました。
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