シートベルトの戻りが悪い?洗えば解決することが多いです

2022/02/10

HOW TO

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 ※この記事の内容はすべて自己責任で行ってください。
工具等で車内を傷つけたり汚したり、ケガをしたり等のリスクを伴います。
また、アレルギーがある人も気をつけてください。

シートベルトをする親子


長く乗っていると車のシートベルトが戻らない、戻りが悪いということが起きます。

特に仕事で使っているような車(ハイエースなどの作業車)には多いですね。

これは汚れによって滑りが悪くなっていることがほとんどだからです。

正直な話、ディーラーや工場に持っていくと「部品交換ですね」が返答です。

私自身も簡単に言われた経験があります。

必要のない出費をする前に、まずは自分で洗ってみることを個人的にはオススメします。

家にある200系ハイエースも手で押さないとダメでしたが、洗ったらすんなり戻るようになりました。


シートベルトの戻りが悪い原因は

汗や手垢、首元などの皮脂汚れ+衣服の繊維、埃等です。

使い方が荒い場合は、ねじれによる「クセ」が要因の場合あり

チェックとしては


  • ベルトの色がどう見ても新品には見えない。茶色になってる。
  • なんとなく、ベタついてる気がする。脂気を感じる。サラッとしていない。
  • ベルトを吊るしているスライダーやバックル(挿す部分)のベルトが通る部分が黒かったり埃がついている。

シートベルトを全部出してみて途中まで勢い良く戻る場合は洗えば改善する可能性が高いです。

スライダーの写真
スライダー
バックルの写真
バックル


※リトラクターと呼ばれる巻取り部分にはプリテンショナーや車種によってはエアバッグと連動しているものもあるので、内装をばらしてまで調べてみようなんてことはやめましょう。

それでは綺麗にしていきましょう


準備するもの

  • バケツ
  • 洗濯用洗剤もしくは食器用中性洗剤・究極はエンジンクリーナー
  • 洗剤の希釈用に水道水
  • シューズブラシや使わない歯ブラシなど
  • 雑巾2~3枚(洗浄、乾拭きに使います)
  • 洗濯バサミ4コ、もしくはマイナスドライバーやボールペンなど(ベルトの固定用)
  • ※割り箸は折れるリスクがあります。


上級者用

  • 軍手などの手袋(怪我の防止)
  • ソケットレンチかメガネレンチ等(17mmか19mmで合うかと)
  • ウエスなどの養生材

オススメ
  • シリコンスプレー

洗浄の手順


1:バケツに洗剤を適量(洗濯の感覚で)入れ、水を足し軽く混ぜます。つけ置きなので泡立てなくても大丈夫。運ぶときなどにこぼれたり溢れるので水はバケツの7割くらいで。


2:シートベルトを全部引き出します。このままでは戻ってしまうのでベルトの根元に洗濯ばさみを付けたり、養生したドライバーを挿すなど工夫してください。


3:引き出したベルトをバケツに入れてつけ置きにします。(大抵はシートの上に置くことになるので、気になる人は養生してください。)
時々もみ洗いをしたりブラシで擦って汚れを浮かします。


4:バケツに収まらない部分は洗浄水に付けて軽く絞った雑巾でゴシゴシしましょう。
スライダーやバックルの汚れも同様に歯ブラシなどで綺麗にします。
スライダーは特に綺麗にしてください。


「上級者は」

19mm前後の工具がある人はスライダー等のボルトを外せば、つけ置きできる部分が大幅に増えます。一番はソケットレンチです。カバーは内装はがしやマイナスドライバーでこじれば開くものが多いです。

※部品の破損や紛失、怪我等には十分に注意してください。私はボルトカバーのツメで指を切りました。手袋を着用しましょう。


5:一時間ほどたったらバケツの中を真水に交換し揉んだりしながら濯いでください。

6:雑巾やタオルで挟んで拭き取り、乾燥させて終了です。

7:あとは何度か引き出す、巻き取るをして馴染ませます。

さらに、戻りを良くするには

もはやこれが一番効果が大きかったりするかもしれません。

1:樹脂用もしくは対応のシリコン系潤滑剤をベルトが通る部分につけます。

2:余分な液をティッシュなどで軽く拭き取ります。


ノズル付きのスプレータイプがオススメ。こういう安くて定番なのでいいんです。
引き戸やサッシなど他にも色々使えるので1本あると便利ですよ。
間違っても「556」とか使ったらダメですからね。使ってみたいなら別ですが…




最後までお読みいただきありがとうございます。

おまけ:シートベルト(リトラクター)の構造

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