夢の続きをコントロールする方法「明晰夢」-ミルシキ

前回「薬物なしで幻覚・幻聴を見る方法、ガンツフェルト効果」という記事を書きましたが、今回は夢の話です。

みなさんも一度や二度くらいこんな経験はないでしょうか？

ふと目が覚めた時に見ていた夢の内容を明確に覚えている。
そこからすぐに再び寝たとき夢の続きを見ることができた。

目覚めるまではいかないが、うたた寝状態で「ああ、いま夢見てるな」と思う。

これは明晰夢（めいせきむ）と呼ばれます。

さて本題ですが、どうせ夢を見るならいい夢見たいですよね？

見ている夢を自分の好きなように変えたいですよね？

そんな些細な欲望を叶えようと、明晰夢は1975年から40もの研究と実証実験が行われてきました。しかし成功率はどれも低く、3～13％程度にとどまっています。

そこで今回紹介するのは、2017年にオーストラリア・アデレード大学が報告した　MILD（記憶誘導型の明晰夢）です。

現時点ではもっとも成功率が高いとされています。

※具体的な方法の前の注意事項

明晰夢はやりすぎると通常の睡眠の質が低下したり、現実との区別がつかなくなってしまうため、注意が必要です。

休日前に試してみるとかがいいかと。とくに、精神に疾患のある方、睡眠障害のある方などはくれぐれも自己責任でお願いします。

寝るタイミングの5時間後にアラームをセットする。（レム睡眠を狙います。完全に目が覚めると難しくなると思います。スマホなどでギリギリ意識が出る音量にしましょう）また、なるべく目は開けないほうが良いはずです。
目を覚ました後に、直前にみていた夢を思い出す。思い出せなければ、鮮明に覚えてる夢や見たい夢でもよい。
2を脳内で再生しながら「次に夢をみるときは、それが夢だとわかる」と、静かに心の中で何度も唱えます。ただ言葉をなぞるのでなく、気持ちをこめて唱えることが重要です。

夢のこと以外の余計なことは考えないでください。自己暗示ということになります。

目を覚ましてから5分以内に再び眠りにつくことが条件になります。ちなみにこの方法での成功率は46％ということです。低いか高いかの判断はお任せします。

なんだよ。こんなん自然とやったことがあるよ。普段から試してるよ。という方は実はもう、明晰夢をみるプロになっているのかもしれませんね。

もし、成功した人がいたらぜひ、コメントで夢の話聞かせてください。最後までありがとうございました。