(閲覧注意)確実に人間を〇す寄生虫がいる。致死率ほぼ100%

2021/06/14

雑学

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下記の内容は参考文献やネット上の情報からまとめ、編集しています。


概要


長い歴史の中でいまだに研究があまり進んでいない謎の寄生虫がいる。
その名も芽殖孤虫(がしょくこちゅう)
孤虫とは孤児である虫のこと。つまり成虫(親)が未だに見つかっていません。
2021年には親はいない可能性があるとの研究成果が発表されました。

発症例が初めて確認されたのは1904年。
世界的に感染報告が少なく、明確なことはわかっていないが、なぜか日本での感染報告例が多い。2000年の時点で14例の症例が報告されている。内訳は日本が6例でほぼ5割を占めている。

1907年、国内2例目の患者では、筋肉片約3cm2以内に20~25もの蟲嚢があり、担当した当時の東大病院の医師による解剖記録を今風に言うと、

「めっちゃ沢山の蟲が体を蝕んでいて、ありとあらゆるところから無数に湧き出ている。こんな光景とても医者でも見るに堪えないって。」
「肺とかがとくにヤバイんだわ」
「悪いけど虫よりも人間を〇す方が早い」

早い話、この寄生虫については諦めてしまったのです。

特徴

虫体は数〜10数mmで形はさまざま。ヘビがたくさんいるように見えることからメデューサ型や、ワサビ型と呼ばれたり。
卵を産んで増えるわけではなく、細胞分裂の如く自らをコピーして次々と個体を増やしていくそうです。

戦前、戦時中の発症者には両生類、爬虫類の喫食経験者が多い事から、マンソン孤虫症と同様にヘビ、カエル、スッポンなどの「野味」の生食が原因となっている可能性があるとのこと。
戦後は日本の公衆衛生が改善されたためか(簡単に言うと何でもかんでも生で食うな。と国からの通達があった)1956年以降はしばらく発症報告はありませんでした。

だが、1987年には東京都心で芽殖孤虫症の死亡者が発生しました。患者は上記の野生動物は食べていませんでしたが、常に井戸水を飲んでいたようです。
調べたところ井戸水からはミジンコが確認されたことから芽殖孤虫もこの生水から感染した可能性があるとされました。
つまりは感染経路はよくわかっていないということなんでしょうか。

症状

  1. 皮の下で増殖し、やがて全身の皮膚に膨隆が見られるようになる。
  2. 痒さに耐えれず皮膚を搔いただけで膨隆から蟲が飛び出す。
  3. 内臓や脳へ至り慢性化する。
  4. 臓器や脳の破壊により、喀血、嘔吐、下痢、腹痛、胸痛、脳障害などさまざまな症状を呈する。
  5. 最期は全身が蝕まれスポンジのようになる。まさに地獄絵図

治療法

‟無し”

しかし、2014年のフライブルク大学病院の報告で、脇腹の皮下に寄生した条虫1匹を摘出し治ったした事例はある。詳細においても研究中とのこと。

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