軍用機以外の旅客機などの機体のベースが白いのは御存じの通りですが、ちゃんと理由もあるようです。そのほとんどはやはり、安全を第一に考えられているからのようです。
太陽光を反射する
白は太陽光を一番反射させる色です。
太陽光による熱や紫外線はセンサーや制御装置などの精密部品への影響を与えます。
またボディー自体の劣化を速めてしまいます。熱による油圧系統へのリスクも高めます。
あんな高いところで高速で飛んでれば大丈夫なのでは?と疑問に思うかもしれません。
バイクに乗ってる人でも半袖で走れば必ず日焼けします。(そもそもそんな恰好は自殺行為)
雪山登山で顔が赤くなってるのも同じく紫外線の影響が強いから。
それに機体は四六時中飛んでいるわけではありません。
傷や異常が見つけやすい
白であればへこみや亀裂などの損傷が陰影具合から見つけやすくなります。
またオイル漏れなどの異常も白なら見つけやすくなります。
管制塔やほかのパイロットからの視認性も高く、万が一事故にあった場合でも見つけやすくなります。
コストの問題
白以外の塗装は航空会社の判別や広告以外にはメリットがありません。
特に旅客機の大きさになると塗装のコストは高くなります。そして塗装すればするほど機体が重くなってしまします。
白は劣化してもパっと見綺麗にみえます。なので重大な傷などがなければ再塗装するコストが抑えられます。(軽トラックが良い例でしょうか)
中古で売買するときに価値が下がりにくいから
余計な塗装が少ないほど高く買われやすく売れやすくなります。簡単なストライプ程度なら再塗装も楽です。(中古車だって会社名の跡が残ってたり痛車だったら誰も買いたいと思いませんよね)
※近年ではデカールによるデザインが主流になってきています。
おわりに
どんな些細なことでも調べると必ず理由があります。今回の疑問は普段の物事を再認識する良いきっかけとなりました。
逆に戦闘機などがなぜグレーが多いのか考えてから調べるのも面白いかもしれません。
最後までありがとうございました。
こんばんは、ブログランキングから来ました。
返信削除飛行機の大部分が白いのは、やはり意味があったのですね。
よく分かりました。
また、のぞきにきます。
コメントありがとうございます。
削除